ロシアの希望指数は過去最低レベル

RBCによると、米国Gallup Internationalが毎年世界主要国で実施している恒例の「Annual Global End of Year Survey」では、ロシア人の2021年に向けた「希望指数」はマイナス41と、2013年のマイナス43、1998年のマイナス41、2008年のマイナス39に匹敵する過去最低レベルの結果となっています。ちなみに過去最高だったのは2006年の9でした。

Photo: Pavel Golovkin / AP

「希望指数」は来年の経済が良くなると思う人の割合(「楽観指数」)から、来年の経済が悪くなると思う人の割合(「悲観指数」)を引いた値で、ロシアでは2021年が2020年より良くなると回答した比率が6%、悪くなると回答した人が47%で、希望指数は6-47のマイナス41となります。40%の回答者は「変わらない」、8%は「分からない」と回答しています。ロシアは経済制裁、コロナ、原油価格下落と経済が大幅に落ち込んでおり、まあ致し方ないというところでしょう。

この2020年年末調査の対象国は41カ国、回答者は38,000人でした。全世界の合計では、楽観指数が25%、悲観指数が46%で、希望指数はマイナス21でした。

41カ国中最も悲観的だったのがEU離脱とコロナの大打撃に揺れる英国で希望指数はマイナス62、ブルガリアとイタリアがマイナス59となっています。逆に最も楽観的だったのはナイジェリアの58、戦勝国アゼルバイジャンの47、コロナを封じ込めているベトナムの45でした。

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